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U-15女子交流戦を振り返って

2023年3月5日@栄スポーツセンター第二体育室

🏀 U-15 GIRLS FRIENDSHIP GAMES 1

3月5日にU-15女子が、19日にU-15男子が、それぞれ栄スポーツセンターを会場に交流戦を開催しました。

今回を皮切りにU-15の交流イベントを定期的に開催したいと考えています。確固たるスタイルと質の高いプレーを備えたチームをご招待し、誰にとっても得るものが多い交流戦にしたいと願いながら運営していきます。

”Friendship Games”と銘打った通り、勝利を追求しながらも、お互いをリスペクトしナイスプレーを讃え合える関係を築いていきましょう。

🏀🏀 交流戦のメリット

公式戦では、スカウティングに基づいて相手の強みを消し弱みを突きます。交流戦では、自分たちの武器を試す一方で、相手の武器に試されるパターンが多くなります。

5日の女子の交流戦では、個々の役割分担を明確にしながら、武器であるディフェンスとトランジションを試合の中で表現することにフォーカスしました。

また、相手のプレーへの対応においては、特にコンタクトや馬力・瞬発力に苦労させられながら、これからの課題を見つけていきました。


練習してきたことを実践する難しさ。練習していないことは出来ないという現実。これらはコーチとしての私の責任です。

しかし、選手たちは今できることを全て動員して、大きくパワフルな相手が仕掛けてくるプレーに逃げずに立ち向かってくれた。

まだ華奢な背中には闘争心のオーラが漂っていて、これからが本当に楽しみになりました。次は19日、男子らしい盛り上がりを期待しています。

🏀🏀🏀 カテゴリーと勝敗を越えて

今回はどのチームも、自分たちの強みを活かしつつ、相手のプレースタイルへの対応、審判の傾向へのアジャストなどの点でも高水準なゲームを展開していました。

中学女子はこんなプレーも出来る、あんなプレーをさせてあげたい、新しい発見がたくさんありました。高校生の迫力あるプレーから逆算して、今やるべきことが明確にもなりました。

やっぱ試合って面白いし楽しいし、またすぐにでも試合したい!

そんな刺激に満ちた一日になったことを、参加した選手たちとコーチの皆さんに感謝いたします。

ロバストシューティングの次はオフボールムーブ

U-12の練習初めにて

🏀前日のU-15に続いて昨晩はU-12の練習初めでした

レッスン内容も同じくロバストシューティングからスタート、ダッシュ&急ストップから、ストップ&ターンから、リングを背にしてなど、楽しくチャレンジできました。

ロバストキャッチ(?)では、ミニバスは特に「なんとなくドリブル」をついてしまう選手が多いので、特に念入りに練習目的を伝えました。

レッスン後半に実施したスリーメンでも、相手のスピードやスペースを意識しない「なんとなくパス」を修正するために、バスする前と後のビジョンを強調しました。

🏀🏀ドリブル1対1時のディフェンス

個人スキルの仕上げはキャッチ&フェイスドライブの1対1。ディフェンスはリングに向かって直線的に抜かれない、(ノーライン原則で)エンドライン側を抜かせない約束です。

相手がボールをキャッチする際の軸足を見ておく、その上で相手のエンドライン側の肩を見ておく、その二つの視覚イメージを持つことだけを意識させています。

ノーラインやノーミドルを「スタンス」で達成する方法は、行き過ぎが生じやすいです。立ち位置や上述した「二つの視覚イメージ」でそれを表現するのが私たちのやり方です。

🏀🏀🏀オフボールムーブ、「3人目の動き」とは?

ミニバスでは「利き腕側にドライブ⇨フリーな味方へのパス⇨パス&ランやP&R等のツーメンゲーム⇨他の3人の動き」という4段階のうち、最初の2つに留まりやすいです。

今回は「3対3=パサー(1人目)+レシーバー(2人目)+オフボールマン(3人目)」と位置づけながら、エアボーンタイムの間に3人目が仕掛けることを目標にしました。

結果的にはドリブル1対1の積極性が薄まってしまった上に、レシーバーはパサーをガン見してアクションを待ってしまう(3人目の動きに意識が向かない)状況に陥りました…

この状況を悲観する必要はなく、今の自分の癖を把握しながらプレーの引き出しをもっと増やしていけば良いだけです。

シドパ&Dすべてにわたり伸び代は大きく、1月中の成長がとても楽しみになってきました!

以上

年初のレッスンにて、ロバストシューティング

2023年/令和5年は1月4日がスタート!

🏀横浜ボブキャッツ、U-15の選手たちは昨晩が初レッスンでした

年末の交流戦の見つかった課題でもあったので、テーマは「ロバストシューティング&ゲームシューティング」にしました。ロバスト(robust)はたくましいという位の意味の英語です。

最近ではJBAの鈴木良和コーチ(ERUTLUC代表)が提唱されていますが、外的要因に対する乱れに強くなるためのシューティング技術のことです。JBAのHPのリンクは:http://www.japanbasketball.jp/wp-content/uploads/shooting-project.pdf です。

よくあるスポットシューティング、安定して整った動きの中でおこなうシュート練習とは異なり、急ストップから、ターンしながら、リングに正対しない状態から、乱れたパスからなど負荷が増した状態でシュートを打ちます。

ゲーム性もあって楽しくやれますし、ある程度シュートが確実になってきたら導入すると効果が高いです。

🏀🏀更にはロバストキャッチ?ロバストドライブ??

ボブキャッツはスピードのある選手が多いですし、縦横無尽に走るプレースタイル的にも、スピードの中でのシ・ド・パを大切にしています。

昨晩はスピードアップに伴う難しさ、特にキャッチバランスについても修正してみました。フルスピードでミートキャッチすると、体重が片足に乗りすぎたりバランスを崩したりしますが、ミニバスの場合ドリブルをつくことで解決しようとする選手が多いです。

ドリブルを杖の代わりに使うという言い方がされますが、当然ながら理想とはかけ離れたドリブルの使い方です。直近のM2M規定の変更でディフェンスによるWチームが増えると予想されることもあり、急ぎ修正を試みた次第です。

バランスを崩しても構わないからまずは止まる、そして軸足側へのボール移動とピボットを利用して体勢を整えてからフェイスドライブすれば良い。今回はそんなコンセプトで練習しました。

🏀🏀🏀仕上げはゲームシューティング

ロバストシューティングの次は、試合で使う場面を取り出して練習するゲームシューティングでまとめました。結局はゲームシチュエーションで決め切ることが練習の最終目的ですから。

ドライブからのキックアウトパスを待っての3Pショット、ドライブに合わせてドリフトしてのキャッチ&ショット、カッティングからのキャッチ&ジャンプショット、リバウンド争いからねじ込むショットなど。

ロバストシューティングと同様にシュート確率は相当落ちますが、それでいいんです。実際スクリメージの中での決定力は明らかに改善していましたから。今日の状態をスタートに、ここから実戦的なシュート確率を日々改善していきましょう!

以上