【中学女子トップの現在】 10月第2週のレッスンレポート + 足柄ドリームキャンプ、小中協働、伝統をつくる

10月8日〜11日、レッスン#17〜#19

(1) 24回の練習機会を振り返る

7月にスタートした体験会・クリニックが計5回、さらに8月22日のボブキャッツの正式なスタートから計19回のレッスンを実施してきました。

プランやレビューのファイルを読み返してみると、9月20日の第10回レッスンまでは新しいスキルやコンセプトの紹介と従来のスキルを融合させたり、子供たちの特性を把握して凸凹を無くしたり底上げしたりに時間を費やしていました。

当初は、進歩が速く未開拓だったドリブルドライブとフェイスドライブが中心でしたが、全ての礎となるボディハンドリングとボールハンドリングを見直す、プレーの幅を広げるワンハンドショットを創るといった改善を加える中、レッスン内容が相当程度固まっていきました。


(2) 足柄ドリームキャンプの衝撃

大きな転機になったのは9月21日の足柄ドリームキャンプでした。全国狙いの中学女子チームが愛知・千葉・神奈川から集い、ハイレベルかつ激しい攻防を披露してくれる中、ボブキャッツでやるべきことが改めて見えて来た感がありました。

具体的には、球際の強さ、コンタクトプレーの常態化、冷静かつどう猛なディフェンス、チームの結合力となるパッシング、絶対的なシュート力があって初めて、こういう舞台に立てるのだと。これで現時点のレッスンコンテンツが明確に意識できました。


(3) 中学生と小学生の協働

ボブキャッツで中学生と小学生が一緒に活動することのプラス面を最近改めて感じています。中学生の真剣な練習姿勢や急成長から小学生は刺激を受け、プレーにおける段違いのスピードやシュートの決定力、フィギュアエイトの理解度は身近な素晴らしい目標になっています。

小学生たちは全く臆することなく、上級生は中学生と一緒に新しいスキルにどんどん挑戦して実力を伸ばし、下級生は小ささや幼さを感じさせない積極プレーで練習を盛り上げてくれます。

ミニバスと中学バスケの異なる競技性はルールの違いを反映している面が多いです。レッスンにおいて徐々に一般ルール・一般リングに慣れてもらうようにしています。特に8秒ルールとバックパス、スリーポイントショットには早めに慣れておきたいです。


(4) 公式戦の再開に臨んで

中学生は部活・練習試合・大会が再開し、小学生は地区予選を間近に控えています。そのせいか各自の本気度が高まっていますし、レッスンを通じて共通理解が進み、お互いへの信頼感や自分自身の有能感が増しているのを感じます。

長い目でみれば、中学バスケやミニバスでボブキャッツの選手たちがチームを組んだ時に、それまで学んだことが個人の臨界点とチームの臨界点に達して、一気に花開くというイメージを持っています。

ボブキャッツをプロフェッショナルに運営し、継続的な活動を確立していくことで、良き伝統がつくられていくことを願っています。

以上

2020/10/19