【2020年度を振り返りつつ】3月第2週〜第4週のレッスンレポート +ドリブルドライブはリモコン操作!?

2021年3月13日〜2021年3月28日、レッスン#69〜#72

3月第2週〜3月第4週の4回分のレッスンレポートです。第3週にはワンデーイベントを開催しており、別途2つの報告レポートをブログに掲載済みです。( https://bobcats-yokohama.com/blog/135046.htmlhttps://bobcats-yokohama.com/blog/135071.html )


(1) 横浜ボブキャッツの2020年度の活動は昨年8月末の開校に始まり、コロナ禍の中を駆け抜け、3月20日に90人以上のジュニア選手たちが参加したワンデーイベントで締めくくりました。

この8ヶ月の歴史は3つの時期に分けることができます。

幅広い個人スキルやドリルを次々に紹介した初期、試合でのパフォーマンスを振り返りながら課題の解決に注力した中期、そして個人戦術を反映したプレー原則やスキル体系に基づいた独自のドリルを確立していった後期。

後期は特に、ハーフラインルール、エアボーンタイム、ドライブへの合わせとレスキューといったプレー原則を導入しつつ、ゲームでの頻出パターンに沿った状況判断や実戦で使えるスキルを重視したドリルを工夫しました。

これらを通じて、単なるスキルコーチングを越えてバスケットボールの本質を学ぼうというスタンスでレッスンしてきました。

ミニバスや中学バスケで勝ちやすいスキルや戦法に逃げることなく、国やカテゴリーに関係なく通用する競技理解(バスケIQ)とプレー原理を伝えたいと思っています。


(2) 創設時からの方針として、低学年だから・ミニバスだから・女子だからといった括り方は全くせず、中高大学やトップチームやプロの試合やプレーから逆算あるいは分解してジュニア選手でもできる形で日々練習を重ねてきました。

もちろん基礎・基本を軽視することなく、例えば最近はジョイントプレーの流れ、ピボットとボール移動、ドリブルからのプレッシャーリリースやこれらに対するディフェンスなどを集中的に学んでいます。

今の状況をひとことで言えば、徐々にではありますが、ボブキャッツスタイル (参考資料 - リンク先の案内文の2ページ目: https://bobcats-yokohama.com/file/BYhandoutMar2020.pdf )を表現できるようになってきました。


(3) スキルのディテールに関しては、前期の広く浅いスキル紹介を経て、実戦で効果を発揮する・実戦に現れるスキルに発展するように、ジュニア選手に合わせてよりシンプルな体系化を試みています。

例えば、ドリブルドライブ時の仕掛けを「ビデオのリモコン操作」になぞらえて緩急やリズムや間を感じやすくしてみました。早送り=ドロップ、一時停止=ポケット/ヘジテーション、スロー再生=フロート、巻き戻し=リトリートといった感じです。

また、ドリブルワークの肝になるポケット/スタブ/インサイドアウト/ドロップ等をターンドリブルの概念と動きを中心にまとめたりもしています。( https://bobcats-yokohama.com/blog/136284.html ) 重要スキルや主要ドリルのほとんどは前期に紹介済みなので練習効率が上がっており、その分は反復練習やゲームを増やしています。


(4) おわりに

ボブキャッツ開校以前の15年間もそうですが、指導者仲間たちの励ましやアドバイスに支えられて何とかやってこれました。HPの開設以降はSNSでの意見交換を通じて、子供たちへの伝え方が改善できたという実感があります。

4月からは自らの情報発信を活発化させるということで、毎日「一言アドバイス」をTwitter( @bobcatsyokohama )に投稿しています。是非ご注目ください!

子供たちの可能性は本当に無限大です。私たち指導者も一緒に成長していきたいと願っています。2021年度も横浜ボブキャッツバスケットボールクラブをどうぞよろしくお願いいたします。


以上