【ドリブルとビジョン】 第1回レッスンレポート + 「DEFを動かす→反応を観る→後出しジャンケン」、カッティングの整理など

2020年8月22日夜 

2020年8月22日、横浜ボブキャッツの活動が正式にスタートした日です。記念すべき最初のレッスンには中学生3人と小学生5人が参加してくれました。

向上心に溢れていて、真剣かつ明るく練習を楽しめる選手たちばかりで、コーチ陣の気持ちもどんどん上がります。体験会やクリニックに連続で参加してくれていた子が多く、変に構えたりもなく約2時間半バスケに浸り切りました。

中学生は中学生として、上級生は上級生として、それぞれ自立したリーダーシップを発揮してくれて頼もしいです。心構えが技の構えにつながっていきますから、メンタル面の成長も楽しみにしています。


さて、基本的なレッスン方針としては、選手たちが今できていることや強味としてもっていることを更に伸ばす形で、コーチ陣が「コンセプト=スキル+考え方」を積み増すようにしたいと考えています。

例えば今回は、ここまでの体験会で感じていた子供たちの美点:
 ①ビジョンを広くとったドリブル運用ができる
 ②カッティングからハーフコートオフェンスを展開できる
これらを更に活かせるようなスキルセットを用意してみました。

①に関しては、ビジョンを活かすフロート/グライドによる「観るドライブ」を復習しつつ、チェンジ後ならびにチェンジ前のカウンタームーブを紹介しました。またクイックストップからのバリエーションにも挑戦しました。

チェンジ等の基礎は出来ているので、これからはポケットドリブルやドリブルジャブの有無を含むタイミングの変化や、速く・大きく・強く・鋭く・効果的なステップワークを磨いていきましょう。専門用語は徐々に覚えていってくださいね!

②に関しては、ボールマンの逆サイドからのダイアゴナルカットとシャローカット。どちらもゲームの中ですでに使えている点を評価してあげたいですが、状況判断のポイントを確認しつつメインムーブとカウンタームーブの使い分けにトライしました。

ディフェンスはなぜそのポジションに居るのか、オフェンスのカッティングにどう対応してくるのか、それに対してオフェンスはどうカウンターするのがベストなのか、などを考えながら動きを変えていきます。次回はディフェンスの立場で対処法を学びましょう。


ミニバスや中学部活の練習は正常化したとまでは言えず、シュートを打つことに飢えているという磯田代表のご指摘もあり、終盤はフリーのシューティング&アドバイスの時間をたっぷり取って、4対4のスクリメージで締めました。

スクリメージになるとひとりひとりの個性が際立つのと、所属チームのカラーがはっきりと出てくるのが面白いです。今回感じたのはパッシングによるボール運びの明確な意識やワンカウント・パス等のスキルの高さです。

次回以降の目標として、レシーバーの意図やポジション取り、パサーのプレー選択(ドリブルへの移行を含む)、ミスを防ぎ修正する工夫といったミクロな部分に加え、パスによるボール運びとドリブルによるボール運びの利点欠点と使い分けなどのマクロな部分も子供たちと一緒に研究していきたいと思っています。


以上