【速いチェンジ vs. 観るチェンジ】 第2回レッスンレポート + 自在なドリブル操作、0.5拍子&3拍子のリズムなど

2020年8月27日夜

木曜日に開催した第2回の正式レッスンは非常に暑い体育館での活動となり、それを考慮してメニューを大幅に変更しました。子供たちがいつもながら集中してスキルワークに取り組んでくれたことに感謝します。

結果的にこれまで練習してきたことの復習が中心になりましたが、重要で新しいスキルや考え方も引き続き導入しています。詳しくはボブキャッツLINEにアップしたレッスンプラン並びにレッスンレビューをご覧ください。


練習はいつものように「ドリブルワーク→ドリブルドライブ→フェイスドライブ→オンボール1対1→オフボール1対1(カッティング)→チームスキル」という流れに沿っておこないました。

夏の中心テーマはそろそろ覚えたと思いますが、自在なドリブル操作(投げる vs. 拾う、押さえる vs. 遊ばせる)、速いドライブ/チェンジ vs. 観るドライブ/チェンジ、ドリブル1対1とカッティングによる攻めです。

今回はまた、1対1を2対2のセットアップの中でおこなうことで、パサーがどう動くか=ドリブラーへの合わせを意識してみました。理屈もアドバイスもなしに、みんな色々感じながら効果的な動きを工夫していたのが印象的です。

なお、ドライブとフィニッシュ(ショット)を重点的に練習するからには、ドリブラーからのパスや周りの合わせも同時に学んでいく必要があります。今回初めて導入したパスドリルは、課題が満載だったとみんな感じていることでしょう。


さて、ミニバスや中学バスケは成長の早い子の力まかせのプレーが中心で、周囲の目も身体能力(速さ、強さ、高さ)に向かいがちです。ボブキャッツでも当然そういう能力を養うべく鍛えますが、リズムの変化(緩急)や駆け引き(フェイク)は更に重要です。

例えば今回は、0.5拍子の動きであるドロップステップによるリズムの変化、クロスジャブ・シフト・3拍子のフェイクなどによるディフェンスの脳の撹乱、物理学にかなったステップワークによる速くて大きい切り返しなどを強調しました。

涼しくなってきたら、動きづくり(ボディ・ハンドリング)や身体づくり(自重トレーニング中心)に積極的に取り組んでいく予定ですが、切り返しや緩急、フェイクといったスマートな駆け引きも引き続き磨き抜いていきましょう。


あまりの暑さにメニュー同士のつながりを保つのに精一杯のコーチでしたが(Tシャツを5回も着替えたのは秘密です...)、子供たちには集中を維持するのが難しい状況でこそ「大声でのコミュニケーション」と「常に開いている耳」を大切にしてほしいと思います。

お互いを鼓舞し合う雰囲気づくりや声がけを、中学生や上級生を中心に良き伝統としてこれから築いていってほしい。コーチ陣は選手たちが夢中でのめり込むドリル、上達を実感し有能感につながるようなアドバイスを心がけていきます。

欲を言えば。今いる選手たちへの刺激の意味でも、より変化に富んで多面的な練習をつくっていくためにも、新しい仲間が増えるといいなと思います。友達や知り合いや兄弟姉妹、いつでも誘って連れてきてください。大歓迎です!

以上