【2つのハンドリング】 第5回レッスンレポート + コーディネーション、リズム、片手操作と状況判断など

2020年9月6日午後

第5回のレッスンはフォーカス=強調するポイントがこれまでとは大きく異なるものになりました。

具体的には、今回のレッスンから ①ドライブスキル等を実戦で活かすための秘訣を学ぶ、②すべてのベースになるボディハンドリングとボールハンドリング(ワンハンドショットを含む)をグレードアップする、③フィギュアエイトを核にチームスキルを厚くしていくという方向に舵取りしていきます。

子供たちには、ドライブが自分(たち)の強力な武器になる、思い描いた通りにプレーできる、ワンハンドショットを使いこなせる、試合における状況判断が的確になるといった効果を実感して欲しいと思います。


今後のレッスンの中で大切にしていきたいコンセプトとその目的を箇条書きにしてみます:

- ボディハンドリングとボールハンドリング
 →身体とボールを思い通りに自由自在に操ることができるようになる
 →ボールを取られる心配がなく心の余裕ができてビジョンも広くなる  

- コーディネーション能力とリズム感覚
 →運動神経を鍛えてスムースかつキレがあるプレーができるようになる 
 →能力やセンスは生まれつきのものではなく教えることができる!

- ステップワークやドリブルワークと重心操作
 →高い重心=速くて視点が高い、低い重心=ストップと切り返しに強い
 →バスケットボールとは身体の重心とボールの重心の操作である!  

- ワンハンドショットとワンハンドパス
 →特にインサイド(制限区域)でのディフェンスとの駆け引きで優位に立つ
 →女子でも3Pショットをワンハンドで打つ時代がやってきます  

- 1対1並びに5対5における状況判断
 →どこを観て、何を予測し、どのタイミングでどう展開するかが分かる
 → ビジョンとバスケットボールIQに基づいたプレーを志向していきます 


今まではドリブルでの抜き技がメインでしたが、シ・ド・パの中でドリブルが一番簡単でシュートとパスへのプラスの波及効果も大きいこと、現代バスケはドリブル無しでは語れないこと、個の力を高めることでチーム力を底上げしたいことが理由でした。

ドリブルを引き続き磨き抜きながら、上記のコンセプトに沿ってすべてのスキルを整理して日々のレッスンを構築していきます。子供たちと保護者の皆さんには、レッスンの効果やスクール/クラブチームの目指すものがイメージしやすくなればいいなと思っています。


自分の身体を思い通りに動かすことがスポーツの根源的な楽しさだと思います。そしてバスケットボールではボールを自在に操るという楽しさがそれに加わります。そんな楽しさを第一に考えてレッスンを提供していきたいです。

10月からは土曜日のレッスンが隔週から毎週に変わる予定で、週3回ペースでレッスンを重ねていくことになります。一般的なチーム活動と変わらない頻度になるわけで超速の進化が期待できますが、負担になり過ぎないようにレッスン内容を工夫して参ります。

以上