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【活動枠が倍増、中学生コースを新設】 6月第2週〜8月第2週のレッスンレポート +ビジネスとしてのスポーツスクール

2021年6月10日〜2021年8月12日、レッスン#102〜#128

(1)近況のご報告

① 6月以降は新メンバーに溶け込んでもらいながら、個人スキルの細部を詰めながら再び強化する方向に転じました。

具体的には、ボールの片手操作とフック動作、ジャンプショット・ロングショット・フリースローの整理、各種レイアップショット(オーバーハンド/アンダーハンド+ステップワーク+各種フィニッシュ、パワーレイアップ、フローター)の使い分けなどです。

いつものファンダメンタルズでも、細部まで整えられていれば全国レベルの基礎・基本になり、形だけの動きになれば地区大会の平均以下のプレーになります。更に状況判断の着眼点やロジックを学んでいるかどうかで、プレーの質には途方もない差が出てきます。

オリンピックでバスケットボールを観ながら、女子のスキルの男性化が進んでいると強く感じました。ミニバスでもオリンピックでも使うスキルは同じ、子供だから女子だからと妥協する必要はないと確信しています。

なお、8月22日に開校一周年を迎えるのに合わせて、スクールTシャツを制作することを決め、プロのデザイナーの方とのやりとりが始まったのも6月でした。印刷会社さんのご尽力でお盆前に完成し、配布する機会を待っているところです。


② 7月からは活動枠がほぼ倍増すると同時に、中学生コースを開設しました。

中学生コースは夏休み中をトライアル期間として、地元中学校の部活生を対象にしたワンコインクリニックを実施しました。9月から正式にスタートする予定でしたが、学校体育館の開放事業の再開を待っている状態です。

内容的には、ミニバス経験者と未経験者の違い、全国レベルと地区大会レベルの違いを理解しながら、一気に差を詰められるように効果的な練習方法を伝えること、並びに1対1を始めとする「個のスキル」を徹底的に磨くことが主眼となっています。

特に重視しているドライブのフィニッシュに関しては、ランニングショット、パワーレイアップ、ジャンプショット、フローターの4つに整理して、どんなディフェンス(コンタクト)にも対応できるレベルまで高めていくようにしています。

ハイレベルなスキルでも中学生はすぐに相当な強度(スピードとパワー)で出来るようになりますが、試合で使いこなすのは簡単ではありません。レッスンと試合とをつなげること、これを常にレッスン上の課題にしていきたいです。

更には「コート上の情報を集める⇨選択肢を判断する⇨相手の出方を観ながら実行する」という最重要なプロセス。初心者だけでなく能力の高い子も「自分のやりたいことを実行する」だけになりがちなので、そこを徹底して変えていきたいです。


③ 8月は小学生、中学生がそれぞれ4回ずつレッスンしたところでお盆休みに入りました。お盆明けに横浜市の学校体育館の開放並びに中学校の部活動の中止が告げられ、今に至ります。

活動休止の間は週2回ペースでオンラインレッスンを提供しています。休むのも練習のうちですし、子供らしく気楽に過ごして欲しいとも考えており、現時点ではお手本にしたいネット動画の紹介に留めています。

しかし、学校体育館の開放並びに中学校の部活動の中止が長引くようであれば、公営体育館や私設コートの利用も検討する必要があります。オンラインレッスンに関しても、コーチによるレッスン(座学&実技!)を提供することになるかも知れません。


(2)横浜ボブキャッツ開校一周年を迎えて - ビジネスとしてのスポーツスクール -

① 横浜ボブキャッツを昨夏に開校する際に、私たちは「プロフェッショナルなコーチングをしよう」という誓いを立てました。

バスケットボールのコーチングを持続性のあるビジネスとして成立させて、全てのステイクホルダーを益する組織にしたい。レッスン計画・実践・レビュー、イベント開催、情報発信など、全てビジネスマインドに即して運営してきました。

ホームページの開設・運営、専用リバーシブルやスクールTシャツの制作、宣伝広告を含むマーケティングなどは、全て外部のプロの手をお借りしています。コーチング手法の勉強にも時間とお金を惜しむことなく、多忙ながら充実した日々を過ごしています。

スクール組織としても一通りの整備を終えました。設立目的やミッションステートメント、指導体系や会則などはホームページに掲載、日々の活動報告や情報発信もInstagram・Facebook・Twitter経由でホームページに集積される仕組みです。


② 私たちはジュニアスポーツの素晴らしさを前面に押し出し、それを現実化できるコーチになりたいと心から願っています。

幸せなスポーツ経験を通じて、子供達が自立・自律すること、礼儀や感謝はもちろんのこと幅広いライフスキルを身につけること。そして笑顔こそが最強の武器、楽しくプレーしてもらうことを常に心がけていきます。

可能な限り多くの子供達と保護者の皆さんがプロフェッショナルなコーチングの恩恵を受けられるように、スクールの規模を拡大する一方で、個人ないしチームを対象とした出張クリニックやオンラインコーチングも提供できる体制をつくって参ります。

更にはスクール傘下のクラブチームとして公式戦に参加し、今までお世話になった方々(選手たち、保護者の方々、指導者仲間、家族)に誇りに思ってもらえるような結果を出すのが、私たちの大きな夢の一つです。


③ 日本のスポーツコーチングのほとんどはボランティア指導者がおこなっており、教える側も教わる側も「無償だから」という甘えや引け目が生じます。そのために体罰、パワハラ、ブラック部活等の問題が噴出しているのが現状だと言えます。

ビジネスとしてスポーツ指導をおこなうことが、最も有効な解決策の一つであると私たちは確信しています。価格以上の価値を提供して顧客に満足と安心を感じていただくことがビジネスの本旨だからです。

スポーツスクールやクラブチームの場合、「価格」には月謝だけでなく選手たちやご家庭の時間・エネルギーも含まれるでしょう。それらに見合った価値を提供できて初めて、選手が集まり学校や地域のサポートを得られるのだと思います。

これからは選手が自分に合ったチーム/スクール/クラブを自由に選ぶ時代になります。指導者による暴力や暴言、あるいは指導力不足による選手のネグレクト、そういうチーム/スクール/クラブは淘汰されていくだけです。


(3) スケジュール構成について

現時点の活動枠は、水曜日夜が中学生、木曜日夜が小学生、土曜日夜が小学生ならびに中学生(隔週)、日曜日が午後に小学生および夜に中学生、いずれも夜は20時までの短縮となっています。

週5コマないし6コマ、月22コマのハイペースの活動です。夜間枠が正常化して21時30分まで活動できるようになれば、1回当り4時間ないし3時間確保されている活動枠を分けて、2部制を採用することも検討する予定です。

2部制にした場合でもコースが部分的に重なるようにして、小学校低学年・高学年・中学生が分かれたり一緒になったり色々な形で刺激を得られるようにしたいと考えています。

メンバー一人一人を大切に育てること、子供達・保護者の皆さん・指導スタッフの三位一体で魅力的な活動にすることが私たちの最重要な目標です。皆で意見交換しながら最高のバスケットボールスクール/クラブチームを一緒に創っていきましょう!


以上

ルーズボールの約束

リバウンド・ルーズ&フリースローが勝利の鍵

引き続き、現在高2の代の子達のミニバス公式戦の一シーンです。動画はInstagramに投稿したものをご覧ください。: https://www.instagram.com/p/CTi3ZJiFiEB/?utm_source=ig_web_copy_link


🏀「床に転がったボールには3人が行くこと」

そうすれば相手は逃げられない。2人で行くとパスコースが空いて、かえってピンチになる。

埼玉プレ全中での三重・桜中のプレーを参考に取り入れたチームルールで、この動画でもその意識が強く現れています(まだファウルが多い...)。

チームメイトをヘルプアップするのも大好きな習慣の一つになりました。動画の最後の方にそういうシーンがあります。


🏀🏀「立っている相手には近くの2人だけで行くこと」

遠くから囲みに行くと逆を突かれやすいし、3人行ってしまうと残りが2対4のアウトナンバーになってしまう。

ドリブラーが近くを通る際にコースを閉じたりヘッジしたりする習慣づけにもなります。ノーライン・ディフェンスを教えていたので特に有効でした。


🏀🏀🏀 「とにかくリバウンドとルーズボール!」

ハーフタイムやタイムアウトで常に言ってました。この二つを頑張ること、あとはフリースローを入れること。そうすれば必ず良い試合になるんだと。

(選手の皆さんへ) バスケットボールはミスが多いスポーツ。シュートをミスればリバウンドが生じるし、ドリブル・パス・キャッチをミスればルーズボールになる。リバウンド/ルーズの方がシュートよりも回数が多いんです!その意味を考えましょう。

(保護者の皆さんへ) リバウンド/ルーズはミスをカバーする気働きの現れで、チームワークの基盤になるもの。「ナイスショット」だけでなく「ナイスリバウンド」「ナイスルーズ」の声を是非かけてあげてください!

(指導者の皆さんへ) 札幌山の手高校のOG達の思い出話を聞くと「上島監督にはニュートラルボール(リバウンド&ルーズボール)を獲ることを徹底させられた」というコメントがすごく多いです。そこに大きなヒントがあります。


以上

技あり!合わせからのバックドア

子供達の自由な発想は大人を軽々と超えていく!

今回は現在高2の代の子達のミニバス公式戦の一シーンです。動画はInstagramに投稿したものをご覧ください。: https://www.instagram.com/p/CTb2TldloRr/?utm_source=ig_web_copy_link 

選手たちの自立・自律を新たな目標に掲げながら、「こうすればこうなる、なぜならば」というプレーロジックを積み重ねていった時期でした。


動画は「ドリブルハンドオフを活用しつつのボール運び⇨ガードとハイポストのパス&ラン⇨ウィングのバックドアカットへのタップパス」という連続プレーになっています。

ハイポストフラッシュ&ウィングのバックドアはよくあるパターンですが、ガードへのリターンパスが間に入っているのが凄い!ハイポストもパス後のスクリーンを意識できており、相手はスイッチを強いられた格好です。

このポストの選手はバスケIQが極めて高く、始めのスローインの際にもミドルレーンでフラッシュする準備をして、そこからボールサイドに出て側線速攻の形を一旦つくった後に、アングルカットでハイポストにスライドしています。

ガードの選手のタップによるアシストパスも見事で、感覚的なプレーが持ち味の子でした。元・金沢総合高校監督の星澤先生が、センスに秀でた選手は「タップ、スティール、ショット・ブロックが出来る」と仰られていましたがその通りだなと。


一つ一つのプレーは練習していましたが、子供たちが自分でこういう連携を創ったことにびっくりすると同時に、子供たちの可能性を信じてやってきて良かったと感激したことを今でも覚えています。

今週はこの試合の名シーン(?)を更にいつくかご紹介したいと思います。

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