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ワンステップレイアップ: 簡単かつ使い勝手の良いレイアップスキル

動画と以下の解説をInstagramに投稿してあります。リンクは: https://www.instagram.com/p/CSdWcJsF6vD/ です。

(1) 正確にはアウトサイドフットで踏み切ってアウトサイドハンドで打つレイアップショットということになります。私はワンステップショットと呼んでいます。

このスキルの本質は、基本のワンツー・ステップではなく一歩早く跳ぶことで「リズムを変える」ことにあるので、ワンステップショットとして理解する方が子供達には通じやすいと感じています。


(2) 一歩早く跳ぶ分だけ一連の動作が忙しくなり、ある程度ハンドリング能力を求められますが、最後のドリブルを強めにつくことで忙しさが軽減されます。

また、一歩早く跳ぶ一方でひと呼吸待ってシュートすることで、忙しさがなくなると同時にダブルクラッチが容易に実現します。子供達にとってダブルクラッチしやすいメカニズムなので、嬉々として挑戦してくれます!


(3) また、インサイドフットを持ち上げる形になるために、特にジュニアレベルだと、DEFがショットブロックしにくい、DEFに接触されてもバランスを保ちやすいという利点があります。

動画では私がISAMIのパーフェクトブロッカーを使ってDEFファウルを受けながらシュートする状況を創っています。子供達もコンタクトショットを楽しんで練習できるのでお薦めです。" And one! "

以上

パスをもらう: Lカットを優先、Vカットは慎重に、 Iカットは危険



動画はInstagramにアップしてリンクを張ります!

今回の動画はウィングでパスをもらう単純なシーンを4つ。オリンピックを引き合いに出すまでもなく、上のレベルの試合では徹底的にディフェンスに邪魔されるエントリープレーであり、スクリーンを利用しないとパスが回せないほどです。

ミニバスで始めに習うであろうVカット。オフェンスはVカットをすればパスをもらえると決め込み、ディフェンスもVカットされたらパスは通ってしまうと諦めがちです。強いディフェンスはそこにつけこんできます。

私はパスをもらうためのカッティングに関し、DEFにコンタクトしてのLカットとサイドシールを優先しています。インターハイを観ても、例えばスローイン時はほとんどの場合サイドシールが利用されています。


(1) 動画の最初のプレーでは「ウィングのVカット⇨フラッシュポスト⇨縦足キャッチからターンショット」とスムースに流れています。ウィングがボールマンから離れる動き&戻ってパスを受ける動きが、綺麗なV字形になっています⭕️

(2) 2番目のプレーでは安易にI(アイ)カットしたために、DEFが付いて来てしまってパスをもらえず、すかさず指導が入っています。鬼ごっこ的なIカットは能力任せの選手にも多い現象で、強いDEFに対しては全く機能しません❌

(3) 3番目のプレーではLカットを意識できていて、DEFに対してコンタクトすることで見事なL字形がつくられています。その後も「ピック&ロール⇨キャッチ&ドライブ⇨2対1の合わせ」まで正しく状況判断できました💮

(4) 最後のプレーは「Lカット⇨キャッチ&ハンドオフ⇨ベースラインドライブ⇨合わせ」でしたが、詰めに失敗しました。逆サイドのローポスト付近の選手の動きが甘かったように思います。

ではどうすべきだったか?逆サイドの選手は時計回りのサークルムーブをしてインサイドでパスを受けるか、コーナーに開いて3Pを狙うのがベターだったかなと。こんな点も選手たちと話し合いながら、バスケIQを高めていきたいですね。

https://www.instagram.com/tv/CSbN8OVFJXa/?utm_source=ig_web_copy_link

以上

【次のステージへ】 5月第3週〜6月第1週のレッスンレポート +スキルよりも競技力

2021年5月13日〜2021年6月6日、レッスン#92〜#101

(1)近況のご報告

昨年8月の活動スタートから約10ヵ月、ボブキャッツのレッスンはついに通算100回を越えました!メンバーは当初の6名から15名に増え、常時10名以上が毎回のレッスンに参加しています。

個人スキルは一通りの紹介を終えて、個人戦術と絡めて「実戦的な技」として使いこなす段階に入りました。レベルによって組み合わせを変えたり全員ごちゃまぜにしたり、色々な形でゲームを楽しめるようにもなりました。

体験参加の希望者は引きも切らず、バスケットボール人気や「もっと上手くなりたい・練習したい・プレーしたい」という子供達のニーズの高まりも感じます。子供達自身も仲間が増えるたびにモチベーション爆上がりです!


(2)次のステージへ

7月からはレッスン日・レッスン枠が増える予定で、スケジューリングやカリキュラムを見直しています。中学生クラスの新設も検討しており、5・6年生メンバーにとっても意義深い展開になることでしょう。

メンバーが増えても一人一人を大切に育てていくボブキャッツの方針は健在です。また、子供達・保護者の皆さん・指導スタッフの三位一体で魅力的な活動にしたいという目標にも変わりはありません。

ホームページに掲げた「夢中は努力に勝る・笑顔を武器に一生懸命を楽しむ・自立したクリエイティブな選手を育てる」というモットーを改めて胸に刻んで、次のステージに向かっていきます。


(3)最近のレッスン

ゲームの中で個人スキルや個人戦術上の課題を見つけ、それを改善・進化させてゲームにフィードバックする。その繰り返しで螺旋階段を上るように、自分のペースで向上していく。そんなイメージでずっとやっています。

最近の重点ポイントをまとめますが、スキルというよりも競技力を高めるという方向性が強くなってきました。:

①ドリル全般 - 各自のモチベーションの方向性に合わせて指導する。習熟度別・カテゴリー別に分けて練習する (クラスが固定化しないように留意、上手い下手で分けているのではない)。

②オフェンス - ワンハンドショットを浸透させつつフェイスドライブ&ドリブルドライブとつなげる。3対2→3対3のトランジションにおける攻防を通じてビジョンやパススキルを向上させる。

③ディフェンス - オールコート・ディフェンスの考え方を整理する (コースチェックDEF→インラインDEFの切り替えとステップの使い分け)。ボールラインとポジショニングの原理原則を理解する。

④スクリメージ - 個々にやりたいこと・やれることを追求する姿勢を忘れない。ハーフラインルールとエアボーンアタック&エアボーンディフェンスを再確認する。スペーシングを意識した攻防を意識する。


以上